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怪我を早く治す方法

怪我を早く治す方法を知っていますか?

「病院に行く」、「湿布を貼っとく」、「治療を受ける」

一人一人怪我をした時の対処法はお持ちだと思います。上記のような例はどれも間違いではありません。でも、上記のような行動をとるのは怪我をしてからどれぐらい経過してからですか?明らかな骨折を疑う場合や出血がひどい等の、誰もが早く病院に行かないといけないと思うケースを除いては、数日してから痛みが引かないから病院へ行ったという方は多いのではないでしょうか?怪我を早期に治癒させる手段として最も重要なのは受傷後早期の応急処置です。これを「RICE処置」と言います。

RICE処置とは怪我を負った時に行うべき応急処置の事項を英単語の頭文字から振り当てた造語で、
R(rest)・・・安静
I(icing)・・・冷却
C(compression)・・・圧迫
E(elevation)・・・挙上
になります。

一般的に、炎症(発赤、熱感、腫脹)が強い受傷後から48〜72時間はRICE処置を行うことで治癒が早まるとされています。

R(rest)・・・安静
名の通り、患部を安静にして筋肉や関節の動きを抑えることで炎症の悪化を防ぎます。

I(icing)・・・冷却
患部を冷やすことで炎症を抑えます。アイシングの際の注意点として、長時間冷却をしてしまうと凍傷の恐れがありますので、15〜20分を目安に感覚が鈍くなるまで冷やし、その後冷やした時間の倍(30〜40分)アイシングを外し、このサイクルをできる範囲内で行います。また、冒頭で触れた「湿布を貼る」というのは、一見ヒヤッとしてるので冷却できると思っておられる方もいるかもしれませんが、湿布は「消炎・鎮痛効果」であり、深部を冷却することはできませんので注意が必要です。

C(compression)・・・圧迫
患部を適度に圧迫することで炎症を抑えます。圧迫の際、強く圧迫しすぎてしまうと循環障害の恐れがあるので注意しましょう。

E(elevation)・・・挙上
できるだけ患部を挙上することで炎症を抑えることができます。理想は心臓よりも高い位置に上げておくことです。上肢の怪我の場合は三角布で吊ってあげると良いでしょう。下肢の場合は、仰向けに寝た状態で椅子に足を上げる等して工夫しましょう。また、怪我が起きた際の応急処置でよくみる場面として足首を捻挫した際にクーラーボックスに氷水を敷き詰めて足を突っ込む光景がよくありますが、この場合は冷却はしっかりできているのですが、挙上ができていないため、理想は氷嚢でしっかりと患部を冷やし、バンデージで軽く圧迫をし、仰向けに寝た状態で患部を椅子等に上げてあげると良いかと思います。

このRICE処置は現代医学においては常識であり、近年では様々なチーム団体にスポーツドクターやアスレチックトレーナー、メディカルトレーナー等の医療従事者が所属するようになりスポーツの現場において怪我に対する準備が整いつつありますが、まだまだ学校の部活動レベルにおいては顧問の先生や自分達で対処するというのが実情です。

より充実した部活動、運動が送れるよう怪我に対する知識は最低限学んでいきましょう!

当院のブログでは今後も怪我に関する様々なことを投稿していきますので、是非お役に立てたらと思います!